ニュース

更新日:2024.03.22

2024年 マツダ スタジアム新オブジェ登場のお知らせ

今シーズンもご来場いただいたお客様に楽しんでいただけるように、マツダ スタジアムの各広場の動物達をリニューアルいたしました。

 

レフト広場に「オオオニバス」が登場!

オオオニバス①
オオオニバス②

「オオオニバス」は、世界最大級の浮葉をもつスイレン科の水生植物です。どの植物にも葉には葉脈という水と養分の通り道がありますが、オオオニバスの葉脈は特に大きく、中がスポンジのようになっています。そのためオオオニバスの葉は浮力も強く、子どもであれば葉の上に乗ることもできます。
今回は広島市植物園ご協力の下、実物の「オオオニバス」を視察し特徴である「大きな葉」を忠実に再現しました。また、実際に葉の上に乗ることができるオブジェとなっていますので、見るだけではなく写真を撮ってお楽しみいただけます。
ご来場の際は、ぜひレフト側『オオオニバス広場』にお立ち寄りいただき、世界最大級の浮葉をご体感ください!

 

どうぶつ広場には「イワオ」が登場!

イワオ①
イワオ②

どうぶつ広場には、アルダブラゾウガメの「イワオ」が登場します。
アルダブラゾウガメはアフリカのセイシェル諸島にのみ生息している世界最大級のリクガメで、安佐動物公園で飼育されている「イワオ」は48年前に別の動物園から移ってきました。年齢は不明ですが70年以上生きていると推測されており、非常に長命です。カメは縁起のいい生き物ともいわれているため、「イワオ」がチームを勝利に導いてくれるかもしれません!
またカメは変温動物なので、体温調節するため日が当たる場所への移動する習性があります。行動はゆっくりですが非常に活発です。球場の「イワオ」もコンコース上を歩いて移動するかも…?
球場にお越しの際は、ライト側どうぶつ広場付近で「イワオ」オブジェを探してみてください!

 

製作元の方にお話を聞いてみました!

毎年オブジェの製作にご協力いただいている㈲IKIコーポレーション代表取締役の永井敬さんにお話を伺いました。

Q.㈲IKIコーポレーションはどんな会社ですか。

A.住宅、店舗の建築設計施工、雑貨とカフェ部門の生活や(いきいきや)を経営させていただいています。

永井さん
㈲IKIコーポレーション
代表取締役 永井敬さん

Q.スタジアムオブジェ製作のきっかけ

A.2008年に広島産業会館で開催された企業紹介イベントに出展した店舗施工例が、来場されていた松田オーナーの目に留まり、当時建築中の新球場で用途が未確定だった半地下のスペース(当時の仮称:のぞきチューブ)の内装提案をしてみないか?とお声を頂き、願ってもないチャンスだと思いプランを作成しました。
試行錯誤の結果、「外部から通路の壁を削りながら入ってきた直径90cmのボールが、バー内部に設置した巨大なバットを削り壁面に埋め込む」というプランを作成して提出したところ、オーナーから「このプランでいこう!」とのお言葉を頂き、旧市民球場を出た後、夢ではないかと何度も頬をつねったのを今でも鮮明に覚えています(笑)。(ちなみに迫力あるボールのイメージは、津田恒実投手からインスピレーションを得たのではないかと我ながら後で気づきました。)
そのあとバットとボールの再現度が評価されたからか、天谷選手と赤松選手のオブジェを製作できないか?とのご依頼があり製作したことにより、その後もオブジェ製作を担当させていただくことになりました。

スポーツバー

Q.今まで一番思い入れのある大変だったオブジェは?

A.動物などそれぞれの作品に思い入れがありますが、やはり2012年から2021年まで続いたカバオブジェに深い愛着を感じます。

カバ

Q.今まで大変だったオブジェは?

A.やはり表情や体つき、ユニフォームやグローブ、肌の色合いの再現度など多岐に渡りファンからの厳しい評価が想定される天谷選手と赤松選手は、お披露目の数分前まで修正を加えていたくらい難易度が高かったです。

選手オブジェ

Q.反響はどうでしょうか?

A.毎回テレビなどオブジェがお披露目になる度に、皆さんが記念撮影などされているのを見ると喜んでいただけているのだと感じますね。
またシーズン終わりにオブジェを外す際に沢山の傷が有るのを見ると、それだけ子どもたちが乗っかって楽しんでくれた人気者だったんだな~と嬉しく思います。

カバ

Q.今後この選手をオブジェにしたいなどありますか?

A.やはりパンチパーマのインパクトが大きい矢野雅哉選手ですかね(笑)。ぜひお会いして製作させていただきたいです!

 

永井さん、ありがとうございました!
2024年新オブジェは、3月24日(日)オープン戦対福岡ソフトバンクホークス(開門12時)よりお披露目となります。
「オオオニバス」と「イワオ」に会いに、ぜひ球場にお越しください!