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更新日:2022.10.03

佐々岡真司監督 辞任会見

本日、佐々岡真司監督の記者会見が行われました。

このたび、ユニホームを脱ぐことになりました。3年間という短い間でしたけど、本当にお世話になりました。ありがとうございました。

Q.改めて決意した日と理由は?
A.今年3年目のシーズンを迎えるキャンプから、今年結果が出ないと辞めるくらいの覚悟を持って3年目のシーズンに入りました。順調に開幕から連勝を重ね、「いけるぞ」という気持ちの中、また、苦手な交流戦も「今年は自信を持って入れるな」とそういう気持ちで入ったんですけど、大きく負け越し、そして早々と優勝争いから脱落。9月に入ってカープが優勝消滅というところから自分の中では今年で(辞める)という気持ちにもなりながら、自分の中ではまだまだAクラス、クライマックスという戦いがある気持ちがある中でしたけど、ヤクルトが優勝を決めたその日に家でテレビを見ながら高津監督の胴上げを見ながら、次の日、球団常務に「責任を取りたい」という意思は伝えました。
Q.退任を伝えたとき、選手やコーチの反応は?
A.自分が辞めるというのは最後の最後まで言っていませんし、ある程度、察知してる選手やコーチはいたかもしれませんが、最終的には昨日の最終戦の練習前のロッカーでコーチ、選手、スタッフ、裏方さんの前で「辞めます」という言葉を言いました。
Q.2020年から指揮。改めて振り返って3年間はどういう3年間でしたか?
A.いろいろ歴代の監督の話を聞きながら大変さも知りながら、2020年から引き受けて、まさかのこういう状況になるとは誰もが思っていませんでしたし、私も就任して順調にキャンプをこなしながら、そしてキャンプ終盤からコロナ禍が始まり、開幕も遅れ、全く想像してなかった1年目で何をしていいか、経験ない分、戸惑ったところは確かにありましたけど、これはどこの球団も一緒のことでしっかり受け止めながら、やったつもりですけど、正直難しい部分もありました。
Q.最も印象的に残っている試合は?
A.勝負の世界ですから勝ち負けがある中で、いろんな場面で3年間少ない試合数ではありますけど、やはり監督になって1勝目というのはね、また開幕が遅れた難しい中で大瀬良大地をエースとして、開幕投手にして、その日勝てたのはね、自分の監督としての1勝というのは今でも忘れられません。
Q.思い描いていた監督像にどれだけ近づけたか?
A.3年間という時間の中でいろいろやりたいこと、それができなかったこと、こういう状況の中でできなかったこと確かにあるかもしれませんでしたけど、そういう状況を踏まえた中でもやっていくのが監督の仕事であって、それができなかった、チームを勝たせてあげられなかった、これだけの戦力がありながら、こういう状況の中でもうまくまとめてチームの一体感という言葉を持って監督就任しましたけど、それがなかなか僕の力でできなかったことがこういう結果につながったと思いますし、だからこそ責任を取るという気持ちで本日に至っています。
Q.「カープ」というチームにどういう想いがあり感情の変化があったか。
A.カープファンとして、選手として18年やらせてもらって、2軍コーチ、1軍投手コーチ5年。本当に好きな球団で野球できる喜びと、また最後に監督をさせてもらって本当に幸せな男でしたけど、選手、コーチという立場は技術向上とか、監督になれば、見る角度とか見る目、が周りと違う。また一人だけではなく、監督の場合は全体を見ないといけない、全体をまとめていかないといけない。そこが選手とコーチの違いだと思いますし、監督としてみんなをまとめることができなかった、それがこういう結果になったと自分では思っています。
Q.ご自身の今後について
A.昨日シーズンが終わって、ユニフォームを脱いでまだ今日なので、全く今後のことは決まっていませんし、分かりませんけど、ただ言えるのは、ずっと子どものころからカープファンでカープを応援し続けてきましたから、来年以降も一カープファンとして、カープをずっと応援していきたいなと、そう思っています。