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更新日:2023.05.17

秋山翔吾選手 2023年3.4月度「スカパー!サヨナラ賞」受賞!

月間を通じて最も劇的なサヨナラ打等を放った選手を表彰する、月間「スカパー!サヨナラ賞」を秋山翔吾選手が受賞しました。

秋山選手は、4月15日(土)マツダスタジアムで行われた対東京ヤクルトスワローズ5回戦、3対4と1点ビハインドで迎えた9回裏、二死一塁の場面で、左翼席へ逆転サヨナラ2点本塁打を放ちました。
小雨が降る中で迎えた、首位スワローズとの一戦は、1対2で迎えた4回裏に、西川選手が今シーズン第1号となる同点ソロ本塁打を放ち、試合を振り出しに戻しました。しかし、6回表にスワローズ・長岡選手の適時打などで、2対4と勝ち越しを許します。
7回裏のカープの攻撃では、先頭の田中選手が二塁打で出塁すると、一死三塁から菊池選手の適時打で1点差に迫ります。そして、3対4で迎えた9回裏のマウンドに上がったのは、スワローズ新守護神の田口投手。簡単に二死まで追いつめられるも、代打の堂林選手が四球で出塁。打席に入った秋山選手は直後の初球を振り抜くと、打球は左翼席へ飛び込む逆転サヨナラ2点本塁打となりました。雨の中の激戦を制したカープは、この試合の勝利で2位に浮上しました。
秋山選手のサヨナラ本塁打は、2012年9月5日対福岡ソフトバンク20回戦で放 ったサヨナラソロ本塁打以来の自身2度目で、スカパー!サヨナラ賞受賞は、昨年8月度以来2度目となります。

<秋山 翔吾 選手 コメント>

この度3.4月度のスカパー!サヨナラ賞に選んでいただきありがたい気持ちでいます。 34歳という年が1年間振り返るといろんなことがあった中で、最後の一日をああいう形で締めくくれたのはすごく思い出にも残りますし、ファンの方がそういう同じ思いで見てくださったことがすごく喜びがあります。この賞をいただけることに感謝しています。ありがとうございます。
サヨナラというのは、最後試合が決まる瞬間まで見ていないと一緒に同じタイミングで感動を味わえないというところがあるので、最後まで応援してくださったファンの方たちがいてこそ、こういう賞を僕たちもいただけるのかなと思っています。

Q:二度目の受賞となるが今のお気持ちは
一度目は(カープに)入団してひと月経ったくらいだったので、その一本がどういうふうになるのか、今後の自分の、広島にとっても大きな日だったというところで、 今回に関して言うと、僕にとって区切りのところがあったので、また違う思いもありますし、また、こういう賞を受賞することでより自分の記憶にも深く残るかなと思います。

Q:9回2アウトで回ってきた打席。まずどういった気持ちで打席へ入りましたか。
あれだけ試合を見ている解説の方が「ここで秋山ホームランはないだろう。」という声が入るくらい、ホームランに対しての期待はされていなかったと思うんですけど、でも、僕としてもつなぐ気持ちで(打席へ)入っていたんですけど、打てる球をしっかり振りにいこうと思った結果があそこまで飛んでくれたかなと思うので、良い形にはなりました。

Q:打球がスタンドへ入った瞬間というのはどういう気持ちでしたか。
あそこまで飛ぶかなっていうよりかは、フェンスに当たってでもチャンスが広がってくれればと思っていたので、僕がサヨナラのランナーになる可能性もあったので、かなりしっかり走っているつもりでした。ファンの方の歓声で入ったんだなと思いました。

Q:チームメイトの祝福はいかがでしたか
打ったあとホームベースでみんなが待っててくれるという瞬間はなかなかあることではないので、すごく嬉しかったですし、そこの場に監督含め首脳陣の方まで出てくるというのは、あまり12球団の中でも見たことがなかったので、それくらい僕たちにとっても大きな一つの勝ちになったのかもしれませんし、新井監督になって初めてのサヨナラの瞬間だったので、監督のリアクションがすごく素直で良かったなと思います。

Q:ヒーローインタビューでの水掛けのあと、西川選手と坂倉選手と何かやりとりは。
やりとりというか、一緒にバケツを持って写真を撮りました。それは去年の8月のときにはなかったことだったので、こういうことが広島では起きるんだなとすごく実感したところはありました。

Q:チームとして終盤の粘りについて、どう感じていますか。
去年も諦めて終わるような試合はやっていたつもりはないですけど、去年よりもベンチにいる選手もそうですし、準備してくれている人たちもそうですし、そういう人たちが、一つの勝ちだったり、最初はやっぱり開幕3連敗から始まったので、そこからチームがどういう風になっていくかという不安もあった中で、勝っていくごとにこういう勝ち方が今年の勝ち方になっていくんじゃないかっていうところで、こういうサヨナラがあり、ピッチャーが粘ってくれている試合もすごく多いですし、そういうところでいうと、最後までいいゲームができている試合が多いかなと感じます。

Q:ご自身の状態というのは開幕からここまでいかがですか。
1ヶ月ずっと良いわけではないので、悪ければ悪いなりにやるっていうのは、(試合に)出ている人間の務めだと思うし、良いからといって怪我することもあるので、どの試合も同じような気持ちで臨んでるつもりでここまで来ています。

Q:応援してくださるファンの方へメッセージと、今後の戦いに向けて。
良いゲームばかり続くことはないと思いますし、ただ良いゲームを見せれるように僕たちもやっていきたいと思うので、それにはやっぱりホームであれビジターの日にたくさん球場に足を運んでいただけることで、やっぱりこの目の前にいるファンの人たちに良いプレーを見せたいという気持ちがすごく上がるので、たくさんの人に応援してもらるように頑張っていきたいなと思います。