財団について

設立趣旨

戦後七十有余年、我が国経済は飛躍的な発展を遂げるとともに、この地広島も原子爆弾の惨禍からの復興を果たしてきております。
その過程の中で福祉、芸術、教育等の醸成がなされることで、それぞれの地域コミュニティーが発達し、現在のスポーツ文化の礎を築いている側面があります。この理は、今日までそして明日からも変わることなく、相互に織り成しながら、より高みに上っていくものと祈念しております。

一方、人々の明日への可能性に支えられ発達してきた地域コミュニティーは、経済の高度化に伴って都市と地方の格差が鮮明になることで、徐々にではあるも確実にその基盤を揺るがされている実態があります。その一つが過疎化であり、我々は深刻な人口減少社会のとば口に立っているとの認識の下ですら、現に有効な手立てを講じられていない状況にあります。

広島東洋カープは競技成績の向上と野球文化の普及・振興に努めておりますが、このほど四半世紀ぶりに果たしたリーグ優勝を記念して、地方に本拠を置く球団として、スポーツ文化の発展のみならず、その基盤たる地域コミュニティーの再生、ひいては福祉、芸術、教育等の振興等を願い、財団を設立することで、社会有用な事業に役立てようとするものであります。

広島から巣立っていく者。遠くで広島に思いを馳せる者。これから広島に来たる者。まさに広島に生きる者。その全ての者にとって、誇れるべき地方となる為の一翼を担えれば、これに勝る喜びはないと考える所存であります。

目的

この法人は、スポーツ文化の発展等の為に助成等を行い、あわせてその基盤たる地域活性化、社会福祉、芸術文化、国際交流その他の公益の増進を図ることで、もって我が国の持続的な発展に資することを目的とする。

事業

この法人は、前条の目的を達成するため、次の事業を行う。

沿革

定款

公益財団法人 広島スポーツ文化財団 定款