助成活動の状況

「中山間地域での遊休施設を利用した植物工場の実証事業を通じての地域貢献」

公立大学法人県立広島大学 https://www.pu-hiroshima.ac.jp/

2020年7月、選考の結果、第4回助成交付事業に選ばれました。

事業の概要

庄原キャンパスにある遊休化した畜舎を改修して、LEDによる人工光植物工場を設立する。
通年で地元野菜や付加価値のある野菜の栽培を行い、高齢化や担い手不足といった課題が深刻化している県北地域で、新たな農業モデルを確立・実証し、地域の産業が次世代に引き継がれて行くことを目指す。
財団からは、人工光植物工場の設備の一部を助成し、事業の早期実現に貢献する。

活動状況

野菜の販売が始まっています

2021.12.1

庄原キャンパスに完成した「人工光植物工場」で栽培された、野菜の販売がはじまっています。

写真は、そごう広島店の店頭。グリーンリーフやサラダ菜が並んでいます。

庄原から新鮮な野菜を届けるために、高速バスの荷室に野菜を載せて運送する「野菜バス」も活用しているとのことです。

JA系列のスーパーマーケット、
「とれたて元気市」(広島市安佐南区大町東2丁目14-12)、
「となりの農家店」(東広島市西条町寺家7957-1)。
「Aコープみやうち」(広島県廿日市市宮内4丁目12-17)等でも販売があるそうです。

安定供給、品質向上のために、まだまだ試行錯誤されているとのことですので、いつでも店頭にあるとは限りませんが、
このかわいいラベルの野菜を見つけたら、ぜひ買ってみて下さいね。

人口光植物工場が完成しました

2021.5.30

県立広島大学の庄原キャンパスに、人工光植物工場が完成しました。

水と緑に恵まれた、美しいキャンパスです。

2021年4月14日、オープニングセレモニーが行われました。

既存の牛舎を改修した建物の中には、人工光に照らされた、野菜の苗が並んでいました。

まだまだ小さな苗ですが、収穫が楽しみですね。

いずれはここで学んだことを活かし、広島の中山間地域に増えている廃校舎などを植物工場とすることも考えているとのことです。
美味しい野菜が地域のにぎわいにつながりますよう、今後の展開を楽しみにしております。