スポットライト

更新日:2020.07.04

<第2回>日本体育施設㈱

こんにちは!!広島東洋カープのスタッフです。
ついにマツダ スタジアムで開幕しましたね!(^^)!

みなさんマツダ スタジアムといえばどんな印象をお持ちですか?


はい!緑色に輝く全面の天然芝が本当に魅力的ですよね(*´▽`*)
見た目の美しさや爽快感はもちろんですが、身体に掛かる負担も軽減されるので、選手からも大好評なんです!!
今回はマツダ スタジアムでの開幕戦に向けて、準備を進める「芝生管理職人」に密着してきました!
日本体育施設㈱の岩重さん本日は宜しくお願いいたします(#^.^#)


東京都中野区に本社を置く日本体育施設は昭和46年の創業以来、「スポーツ・レクリエーション施設の建設を通じて健康な社会の発展に貢献する」という経営理念のもと、様々なスポーツを陰で支えていただいている会社です。
マツダ スタジアム以外では、新国立競技場のトラック・フィールドの施工を担当されています。

カープとはマツダ スタジアムが建設された2009年からの付き合いで、岩重さんは西日本支店の技術管理チームに所属し、スポーツターフ(スポーツを行う場所で使用する芝生)の維持管理のプロとしてマツダ スタジアムで働いています。
そんな岩重さんの朝はとてつもなく早いんです( ;∀;)夏場は朝6時から芝生に水を撒きます。
梅雨の時期で、最近は雨が多いため私は10時集合で許してもらいました(;^ω^)ふう~~(*_*)

早速芝刈りが始まりました!

グラウンドでプレーする選手が怪我無く、安全に、最高のプレーをできるようにと、常に考えながら一刈一刈丁寧に仕上げていきます。

外野もできるだけ芝生のラインが真っすぐになるように、ロープで調整しながら作業を進めていきます。
私も挑戦してみましたが、しっかりとラインが曲がってしまい、岩重さんが取材後にこっそり直してくれたそうです( ゚Д゚)
取材でお手を煩わせるとは、、、、大変失礼いたしました。

芝生を刈る際に、球場に遊びに来たお客さんが楽しめるように芝生にもいろいろなデザインを描いてくれているんです(*´▽`*)
岩重さんがマツダ スタジアムの担当を始めた、2016年から2019年は優勝して欲しいという願いを込めて”Vの字”をイメージしてデザインをしてくれていました。
みなさん気付いてましたか??( ^^) _U~~

岩重さんがマツダ スタジアムを担当してから、カープは3連覇を達成しました!
まさしく勝利の女神ですね('ω')ノ
3連覇中は験を担いで芝生の模様は変更しなかったそうです!
2020年はまた新しいデザインになっておりますので、是非お楽しみに!!

内野、外野の芝刈りが終了したら次はきわの手入れです。これをエッジカットと呼びます。

人間の髪の毛でいうと、かりあげ?って感じでしょうか。

芝刈りが終了したら、芝刈り機のメンテナンスに入ります!
新聞紙などを使って、切れ味をチェックして終了です。メンテナンスを怠ると芝生の毛並みが揃わず、刈上がりが綺麗にならないそうです。

ここでみなさんにクイズです!!
下記の写真ですが、2019年11月末 カープファン感謝デー(マツダ スタジアム)時に撮影したものです。
緑色の芝生が輝いていますね!

でも、冬の芝生といえば、下記の日南キャンプで使う天福球場のような色のイメージですよね!

マツダ スタジアムの芝生が1年中緑色なのはどうしてでしょうか??
私もずっと不思議に思っていたので、たくさんお話を聞いてきました!!

スポーツを行う場所に求められる芝生は①踏圧に強いこと②回復力が優れていることがあげられます。
加えて、マツダ スタジアムは1年中”美しい常緑状態”を保たなければなりません。
また、芝生には暑さに強い夏芝と寒さに強い冬芝があり、気温、立地、日照時間等の環境や季節を考えながら選択しています。
このような条件を踏まえて、マツダ スタジアムでは夏芝のティフトンをベースに、冬芝のライグラスをミックスして夏も冬も万全な状態を保てるようにしています!
このように夏芝と冬芝を共存させながら芝生を維持する手法を「ウインターオーバーシード」と呼ぶそうです!!
イーグルスの本拠地仙台の「楽天生命パーク宮城」は気候が涼しいので、1年中冬芝のみで美しい状態を保てるそうです。
仙台とは反対で、先ほどの写真の天福球場は暖かい日南にあるので、1年中夏芝で過ごしています!
決して枯れている訳ではなく、夏には緑色に戻るのです(^ω^)
考えれば考えるほど奥が深いですね(*_*)

 

続いてこの姿はよく見たことがあると思います!

ゴルフ場でお馴染みの目土をしていきます!!芝生の色に合わせた緑色の砂を芝生の傷んでいる部分に振りかけます!
芝生の目土には大事な役割があり、表面の凹凸を直すのはもちろん、地温を保ち芝生の成長を促進するので、より早く芝生がもとに戻ります。
私はよくゴルフ場でダフリますが、めくれた芝生をもとの場所に戻しています。
これは悪い例で、芝生の回復を妨げているようです、、、すみませんでした。

そんな目土ですが、、、、、この目土を作るのが本当に大変なんです((+_+))
①土と芝生色の着色料を機械に入れて混ぜ合わせます。
②ひたすら乾燥させます。
③塊が無くなるまで何度も何度もこすります。
④さらさらの砂になったら完成です。

緑色の着色料には芝生が日焼けをしすぎないように”日焼け止め”の成分が含まれているものもあるそうです。
お化粧の役割ももちろんですが、成長には欠かせない芝生の相棒ですね!!

そんな大変な思いをして作った目土を、、、かげたカメラマンも撒かせてもらいました!!
かげた!!大事に撒けよ!!

仕事を交換してみました(笑)!!!芝生に寝そべる姿も様になっていますね!(^^)!

 

芝生の根元に異常がないかをチェックをします。

岩重さんは芝生は”赤ちゃん”のようだと表現していました。悩みや問題があると必ず表情に出て、その後症状が表れます。
症状が出る前に解決するのが”お母さん”である岩重さんの役割なのですね。

   

最後に岩重さんに質問してきました!!
(スタッフ)仕事をしていて一番嬉しかったことはなんですか?
(岩重さん)球場にご来場されたお客様から「芝生綺麗だね」という声が聞こえてきた時です。芝生の管理は大変なことの連続ではありますが、お客様の言葉にいつも救われています。

(スタッフ)最後にカープファンに一言お願いいたします!
(岩重さん)現在、マツダ スタジアムの芝生の状態は抜群に良いです。この芝生で選手たちは最高のプレーを見せてくれると思います。
観戦に来られるようになったら、選手はもちろん、球場全体を見てみてください。それぞれの場所でみなさんにいろいろな形で楽しんでもらえるよう、一生懸命に動いている人がいます。私たちもみなさんに感動を与えられるよう精一杯努めさせていただきます!!
PS.野球の試合が続くと、芝生も少しづつ傷んできますが、全力で修繕していきますので、おおめに見てください(笑)

岩重さん、日本体育施設㈱のみなさんいつも有難うございます!芝生の奥深さやマツダ スタジアムの不思議、みなさんの作業の理由が分かってすっきりしました。
岩重さんが”親分”と慕うチームリーダーの森田さんにもお話を聞かせていただきました。
次回は森田さんの仕事にも密着したいですね!!

 

せっかくなので、選手にもマツダ スタジアムの天然芝について聞いてきました!
内野も外野も守る上本選手です!!

(スタッフ)マツダ スタジアムの印象はいかがですか?
(上本選手)僕はマツダ スタジアムが大好きです!人工芝、土の球場などたくさんの球場でプレーしましたが、打球を処理するのは一番難しい球場だと思います。でも、その分自分自身も上手くなれますし、他の球場に行った時に簡単に思えて守備の際に余裕が出たりします。そして、なにより疲れないです。
(スタッフ)芝生職人のみなさんに一言お願いします!
(上本選手)いつも最高のコンディションを整えてくださり本当に有難うございます。選手一同心から感謝しています。これからも芝生を傷つけたり、汚してしまったり、たくさんご迷惑をお掛けしますが宜しくお願いします!!

完♪